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2010年09月07日

検定対策セミナー(畜産&穀物・香辛料編)受けてきました。

検定対策セミナー(畜産&穀物・香辛料編)受けてきました。
今回は畜産&穀物・香辛料編でした。
焼肉、てびち、焼き鳥と肉類が大好きな私にとってはとても勉強になりました。

まず、豚のお話からお伝えします。
沖縄県は豚をよく食べるイメージがあり、消費量は1位です。
しかし、生産量は24万頭で全国12位です。昔は45万頭で100%が県産だったみたいですが、今は、外国からポークなどを輸入するようになり、生産量が約半分に減ったそうです。みんなで県産の豚を食べて、地産地消を取り戻し、沖縄の畜産農家を元気にしたいですね。

そして、今回の私のもっとも興味のあるアグーの話です。

アグーですが、「アグー」と「あぐー」の二種類の表記があります。「あぐ~」と「アグー」の違いですが、「あぐ~」はJAさんが元々の原種を商標登録したので、JAさんしか使うことが出来ません。それ以外を「アグー」と表記するそうです。
その琉球在来豚『アグー』の純粋種、実は743頭(平成21年4月)しかいないのです。沖縄にいる豚、24万頭のわずか0.3%です。その数字には驚かされました。

また、次に驚いたのは、私は、アグー=黒豚のイメージでした。しかし、僕たちが口にしているのは白いアグーが多いそうです。

現在流通しているアグーブランド豚肉は、アグーの雄と白色の西洋豚(ランドレースやヨークシャー)の雌を交配したものやアグー同士を交配したものがあり、交配種によって体の色が違うこともあるそうです。前者の交配により、白いアグーが生まれるみたいです。
豚のルーツは白い豚で黒と白が混ざると、白が勝って白色になるみたいです。人間の場合は逆で、アフリカがルーツなので、黒が勝るみたいです。初めて知りました。
体型が小さく肉量が少ないため生産者は独自の工夫を行い、西洋豚との交配によりアグーの優れた肉質を活かしつつ肉量の多い豚の生産を行っているため、色が異なっても味はやはりアグーみたいです。
豚の味はエサによって異なるみたいなので、アグーを食べ比べたいです。

世界的な話になりますが、黒豚で有名なイベリコ豚、そのイベリコ豚といえばドングリを食べて育てるという話も有名です。そのイベリコ豚も交配し、現在流通しているのは白豚が90%以上を占めているそうです。黒豚のイベリコは3品種あり、数は1割にも満たなく、ドングリを食べて育ったベジョータはわずか1.2%程度です。そのベショータのみがドングリ育ちなのです。
スペイン人でも滅多に食べることが出来ないくらいなので、到底日本には入ってこないですよね。
イベリコ=ドングリといったイメージ、変えないといけないです。

次に牛の話ですが、沖縄における国産牛の消費量は全国40位ですが、輸入牛になると消費量1位です。牛も外国産ばかり食べているのが現実です。そうですよね、ステーキハウスよく見かけますよね。地産地消頑張りたいですね。
山羊ですが、山羊はウシ科の動物で、牛同様胃も4つあるそうです。また、生産量の5割が沖縄県です。

沖縄にも地鶏がいるみたいです。沖縄鬚地鶏という鶏で、私は初めて聞きました。興味津々です。探してみたいです。

検定対策セミナーはもちろんですが、食材にまつわる話からホッピーの正しい飲み方など面白い話を聞くことができました。
受験対策でない方も十分楽しめると思います。
次回も楽しみです。


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Posted by slowfood at 11:45│Comments(0)活動報告
 
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